千葉県の庭師・造園業者の季緑園-四季の庭ーが教える、頬杖支柱の役割と選び方

千葉県の庭師・造園業者の季緑園-四季の庭ーが教える、頬杖支柱の役割と選び方
台風、強風対策を行いました。

【概要】

頬杖支柱は、台風や強い風の影響、樹木の成長による傾き&転倒を防ぐための支柱です。樹木や周囲の安全を守るだけでなく、風格や風情も出て観賞価値を高める効果もあります。
本記事では、千葉県の庭師・造園業者である季緑園-四季の庭ーが、頬杖支柱の役割と選び方について解説します。

目次:
【頬杖支柱とは?】
【頬杖支柱の役割】
【頬杖支柱の種類】
【頬杖支柱の選び方】
【頬杖支柱の設置方法】
【頬杖支柱の費用】


1.【頬杖支柱とは?】

頬杖支柱は、樹木の幹や大枝を支える支柱です。樹木の幹に斜めに支柱を立てて固定する事や重くなった大枝を真下から支える事で、台風や強い風の影響、樹木の成長による傾き&転倒を防ぐ効果があります。
頬杖支柱は、主に以下の樹木に使用されます。
①大木や古木
②傾きや転倒が考えられる樹木
③風や雪の影響が出る樹木
④重心の重さが片寄っている樹木
⑤大枝が重く折れる事が考えられる樹木 など


2.【頬杖支柱の役割】

頬杖支柱には、主に以下の3つの役割があります。
①樹木や周囲の安全を守る
②風格や風情を出す
③樹木の美しい樹形を維持する
樹木や周囲の安全を守る役割は、頬杖支柱の最も重要な役割です。台風や強い風の影響、樹木の成長による傾き&転倒を防ぐことで、樹木を倒木や破損から守ります。また、樹木の枝が折れて人に当たるのを防ぐこともできます。
風格や風情を出す役割は、頬杖支柱のもう1つの役割です。頬杖支柱は、樹木に安定感と重厚感を与えます。また、樹木の幹や枝と支柱のバランスによって、樹木の姿を美しく見せることができます。


3.【頬杖支柱の種類】

頬杖支柱には、以下の2種類があります。
①埋め込み式
②固定式
埋め込み式は、地面に支柱を埋め込むタイプです。支柱が地中に埋め込まれているため、風雨の影響を受けにくく、耐久性に優れています。しかし、設置には専門的な技術が必要で、費用も高くなります。
固定式は、支柱を樹木の幹に固定するタイプです。支柱が樹木の幹に固定されているため、設置が簡単で費用も安くなります。しかし、風雨の影響を受けやすく、耐久性や安定性に劣ります。


4.【頬杖支柱の選び方】

頬杖支柱を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
①樹木の種類
②樹木のサイズ
③風雨の影響
④費用
⑤防腐・防蟻処理
樹木の種類によって、適した頬杖支柱の種類が異なります。樹木のサイズが大きければ、大きい支柱が必要です。風雨の影響が強い場所では、特に耐久性の高い支柱が必要です。また、費用も考慮して選ぶ必要があります。


5.【頬杖支柱の設置方法】

頬杖支柱の設置方法は、以下のとおりです。
①樹木や場所に合った頬杖支柱を作る。
②樹木の根元の近くの適切な場所に穴を掘る。
③支柱を穴に差し込む。
④支柱を樹木に固定する。
⑤埋め込み式の場合は、支柱を穴に差し込んだ後、土やコンクリートで固めます。固定式の場合は、支柱を樹木の幹に固定するために、杉皮や棕櫚縄を使用します。


6.【頬杖支柱の費用】

頬杖支柱の費用は、樹木の種類やサイズ、支柱の種類などによって異なります。
埋め込み式の頬杖支柱は、1本あたり3万5千円~5万円程度が、品質の良い材料・施工料金です。固定式の頬杖支柱は、1本あたり2万5千円~4万円程度が、品質の良い材料・施工料金です。


7.【まとめ】

頬杖支柱は、歴史のある神社や寺の樹木にも古くから使われ、台風や強い風の影響、樹木の成長による傾き&転倒を防ぐための支柱です。樹木や周囲の安全を守るだけでなく、風格や風情も出て観賞価値を高める効果もあります。
頬杖支柱を選ぶ際は、樹木の種類、寸法、材質、風雨の影響、費用などを考慮して、適したものを選びましょう。


8.【季緑園-四季の庭-で頬杖支柱設置工事について】

千葉市内のお客様宅の庭にて門下ぶりのマキの頬杖支柱を35年ぶりに交換しました。今回新たに設置した頬杖支柱は、樹齢25年以上経過した檜材を使用しており、防腐&防蟻処理を行い、庭の雰囲気やお客様のお好みの色調に合わせて塗装を施しました。安価な支柱設置工事で使用する木材支柱の材料は1~2年程で腐ったり、白蟻に食われたりすることがあるので、耐久性を高めた檜材料を使用し、樹木や設置場所の状態に合わせて支柱材料の寸法を取り、丈夫な支柱設計&設置をしました。
安価な支柱材料&設置方法より、品質の良い施工は工事費用がかかりますが、耐久性が高く長く保てるので交換やメンテナンスの回数が少なく、3年以上使っていくのであれば、耐久性の高い季緑園の支柱設置工事が大変お得です。古くなった支柱は劣化が無いか定期的な点検やメンテナンスが必要です。支柱が腐食したり、固定が緩んだりしていないか確認し、必要に応じて交換や修理を行いましょう。

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